三条看護・医療・歯科衛生専門学校
古くからものづくりが盛んな町、新潟県三条市は、江戸時代初期に取り入れた和釘の製造技術が原点といわれ、現在は金属洋食器や作業工具、刃物などの一大産地となっています。なかでも金属加工の技術は、世界各国から注目を集めています。建築デザインは、製造技術の原点といわれる『和釘』がモチーフで、三条市にふさわしいシンボリックなデザインです。金属加工の道具には木加工による持ち手が多くあり、人との接点となる重要な素材です。人との関わりが大切な点で、知識や技術のみならず看護医療という職業にも通じるものがあります。サインは、過ごしやすく優しいインテリア環境づくりを目指して木材に和釘をアクセントにした総合案内表示や金属加工技術を生かした番号表示など地域性を感じるデザインとしました。また、大きさや長さの見た目の感覚も養って頂こうと扉やガラス壁には衝突防止も兼ねたスケール表示もさりげなく加えました。
CATEGORIES
Architect
株式会社佐藤総合計画
Sign design
ハダステュディオ 羽田 健一
Construction
水倉・小柳・桑原特定共同企業体
Client
三条市
Photographer
株式会社エスエス 東京
Completed
2020