長野県佐久市にあります佐久総合病院を「基幹」と「地域」に分割する再構築計画で、高度専門医療・救急医療を担う基幹医療センターとして整備されました。
建築は、外来・診療部門を水平方向に機能連携を重視した矩形フロアと三つのV字型構成でスタッフステーションからすべての病室を見渡せる死角のない形状の病棟が組み合わされています。インテリアは、木目模様の打ち放しコンクリートと木材との組み合わせでモダンな雰囲気ながら温かみを感じるデザインです。
サインデザインは、インテリアとの相性がよく高齢者でも視認性の高いダークグレイを統一色として採用し、記号やカラーを組み合わせてわかりやすく病院情報を整理しました。誘導サインには平面図を併記して現在位置明確に表記し、利用頻度の高い化粧室は枠外に矢印と距離を表記して特別に強調しました。三つのV字型の病棟は東西南とシンボルアイコンをデザインして違いを明確化しました。
とかく方向を見失う広いフロアですのでサインはわかりやすい情報の整理に力を入れました。

CATEGORIES

hospital

Architect

株式会社 日建設計

Interior design

株式会社 日建スペースデザイン

Sign design

ハダステュディオ　羽田健一

Construction

清水建設株式会社

Client

長野県厚生農業協同組合連合会

Completed

2014