大学は、学校建築の中でも学外の人に多く開かれた施設であり、ホール・図書館への訪問者、公開講座等でも一般の人々が来校する機会が多い施設です。広い施設内で初めて訪れた利用者が目的の場所にたどり着くためには、サインは大変重要な役割を担います。環境デザインの一員として、建築・インテリアに調和し、機能を果たすことはもちろんですが、大学のシンボルカラーを利用して、より芝浦工業大学らしさを表現しました。

外構サイン
学内でありながら、公共空間であり、大学の存在を強くアピールする場所です。金属素材を使用し、大学のシンボルカラーをアクセントに、シンプルでありながら、落ち着きのある美しいデザインを目指しました。

内部サイン
落ち着きのあるモノトーン系のインテリア環境と同じカラーコーディネートを用いて、環境デザインの統一を目指しました。表示本体をブラックとグレーのカラーで統一し、利用者の現在位置を明確にするため各棟のエレベーターやエスカレーターなど移動施設にポイントカラーを用いました。文字情報に加え、平面図やピクトグラムも効果的に利用しています。